2019年4月6日土曜日

無題

曇りや雨の寒い日が続いていたけど、昨日からようやく晴れて、暖かくなった。
桜もそろそろ満開。

転職活動、継続中。

テッド・チャン著「あなたの人生の物語」、読んだ。
SFの短編集だけど、表題作が一番気に入った。
地球に現れた宇宙人とコミュニケーションを試みる話だけど、
テーマは時間。過去から未来へ直線的に流れる時間ではなく、
円環するものとして時間を捉えるようになると、未来も過去も同じ意味を持つようになり、
やがては未来の記憶すら思い出せるようになる。
こうして、主人公の女性がこれから生まれてくる自分の子に、その子の人生を語って聞かせる。
すなわち、「あなたの人生の物語」。
映画の方(「メッセージ」)は、映像はきれいだし、音楽も好きだけど、メインテーマが伝わってない気がする。

鏑木蓮著「エンドロール」、なかなか良かった。
戦争体験、孤独死、限界集落、、、重苦しいモチーフを扱いながら、それでも
ラストで主人公たちの映画への愛情によって救われるストーリー。

橘玲著「残酷な世界で生き延びるたったひとつの方法」と
落合陽一著「これからの世界をつくる仲間たちへ」、
これからの自分の人生を考える上でとても参考になる。

田中浩也著「SFを実現する 3Dプリンタの想像力」もとても興味深い。
3Dプリンタの使い方を紹介するのではなく、個人によるファブリケーションの
意味・可能性を考察する本。

1984年の映画「Wの悲劇」、昔から興味があった作品をようやく観ることができた。
昭和の香りが懐かしいなあ。